永世乙女の限界感情を吐き捨てるブログ

永世乙女の戦い方のネタバレ含むよ

永世乙女の戦い方 75話 溝(スペリオール 2023年 2/24 )

「永世乙女の戦い方」の最新号のネタバレ感想含む、限界オタクのつぶやきです。
更新時間は適当
百合的な発言も多々あり。
角館塔子さん(とーこさん)を可愛がりしてる。
須賀田空(すがたうつろ)ちゃんのことは、うっつーと表記しています。
将棋は初心者です。
テンションで書いているので、誤字脱字が多い。

 

 

 

 

スペリオールが週遅れで販売される地域に住んでいるのか?ってレベルの遅れ。

日曜日にやることが終わって、ようやく最新話読めましたが、年度末は地味に忙しいですね。

 

前回のあらすじ、天野先生マジックで、追い詰めていたと思った夏木先生が気が付いたら詰まされていました。からの本編。

天野マジックにかかって、狼狽されている夏木先生からスタートです。

 

狼狽されている夏木先生から、画面は変わって、初音ちゃん家の香ちゃんと初音ちゃん。

盤面を見て、夏木先生の詰みを確認しつつ夏木先生は必至をかけての大勝負だったのに、素敵なイリュージョン、天野先生の手の内…と言わんばかりの状況に、初音ちゃんは…この表情は畏怖なのか、なんとも言えない表情をして、夏木先生の気持ち…っと言葉にする。

初音ちゃん的には、もう夏木先生は勝てるでは?ここまで来たら!って状況だったのに。+自分がその立場だったら、立て直せないくらいなもの…ということを考えられているのかな。わからんけど、この1ページだけの表情に深読みしてしまう。

 

そんな初音ちゃんを尻目に、香ちゃんは冷静に盤面を見ています。うん、夏木先生の心境とかを思いやる心<<<<越えられない壁<<<<<将棋への探求心か。

いいね、香ちゃん、それでこそ主人公…なんかいい感じで戦闘狂っぽくなってきている…。

 

夏木先生はどこまで指すのか。

もうすでに誰が見ても詰んでる状況。

プロなら潔く負けを認めるもんだ。っと思っていましたが、とーこさんvsうっつー戦を見ると、負けを噛みしめる。っということもされるというのが、なんともまあ、心打ちましたよね…うっ…とーこさん…(思い出して涙できる)

 

初音ちゃんは、詰んだとわかったら即投了派。

といいつつ、香ちゃん戦では粘ったような…いや、あれは負け筋が見える前、状況が悪くなる前からか。

 

香ちゃんは最後まで指したい派。

理由は、詰んだ理由がわかっていたらいいけど、今回みたいな天野マジック☆みたいな、訳がわからない詰みは、「数学の答えを見ただけの感じで、途中工程を理解できていない。」とのこと。この例えはうまいですね。

途中工程は教えてもらえるかもしれないけど、それは自分の中で見つけないと意味がない。っというのは、もうその通りですな…永世乙女は人生の教科書だよ…。

 

だから、納得ができるまで指す。

っと夏木先生も、詰んでいることを理解しつつも、指し進めてしまう。

263ページの金の向きは逆かな?これじゃ夏木先生が王取られに行ってる。

この1コマだけで、ドラマのNGシーンの如く、カーット!!!って声と共に、え、何々!?っとそれまでの緊迫した表情から一転する夏木先生たちと、ゴメンナサイ盤面間違えてた!!!っという監督の声と共に、どっと沸く現場の人たちという。ドラマパロな映像が脳内に浮かんだんですけど、どこにあるんですかね?永世乙女のドラマパロ、特典???どこ???どこに売っているの????

 

…話を戻そう。

指し進める天野先生と夏木先生。

もう、勝負を見据えている天野先生の美しい澄み切った表情に対して、夏木先生は苦しそう…。

7五玉。

6四銀。

7四玉。

7三銀で夏木先生、積みです。

 

265ページの2コマ目、自分の敗北を認める言葉を言うため、震えるように体を動かしているような動きを現す線がいいですね…映像が脳内をよぎる。

 

夏木先生の負けました。の言葉の後、少し空いて、ありがとうございました。の言葉を出す天野先生。

266ページの二コマ目、それまで余裕綽々でいたように見える天野先生の表情が、どっと疲労が押し寄せてきたようにも見える。

将棋は、敗者より、勝者の方が、気を張っているので、最後まで力を抜けず、勝負後、勝者は動けなくなっている。っとどこかで見ましたね。

もう詰ませていて、余裕綽々に見えても、何かを見逃していないか…あの夏木先生相手に…っとずっと神経を張り巡らせていたんでしょうね、天野先生。

 

そんな天野先生の状況など知る余裕もない夏木先生。

指し進めてはいたけど、わけがわからないまま終わったよう。

夏木先生の長い将棋経験の中で、初めての負け方。

今日は夏木先生の集大成とも言える差し回しだった。

だが、届かない。天野香織には。

この一連の夏木先生の心情を現す一コマ一コマをかみしみて見てほしい…。

 

そんな夏木先生の心情なんて思いやる心がないんか!っと言わずもがな、天野先生は勝手に感想戦スタート。

休憩しないの…?いいの?大丈夫???

 

角を切ったあたり…夏木先生陣営に居たあの角か。

一旦読み直さないとどういう状況かわからない…読み直してもわからないかも…早く…公式ファンブックで教えて香川先生の棋譜解説コーナー…。

 

天野先生は角を切った後、夏木先生のプレッシャーが凄くてよくわからんかったと…そんな心情もありつつ詰ませにいったのか。

天野先生の独走感想戦に対して、違うそうじゃない。っと心の中で突っ込む夏木先生。

しかし、天野先生はそんなことは知らずもがな、そのまま独走待ったなしです。

天野先生は、この対局で一つだけ気がかりなことがあると…。

同じく場面変わって、初音ちゃん家の香ちゃんも、わからないところがある。っと天野先生にシンクロします。

 

わからないところ、初音ちゃん、夏木先生の共通認識は、天野先生がどう詰みにきたか?

であるが、香ちゃんはそこはわかっていると…マジですか香ちゃん…早乙女先生…どんどん成長されておりまする主人公。

 

夏木先生に聞きたい。っとされる天野先生と香ちゃん。

何故、香を二つあげたのか。

この盤面の9四香か。

 

二つあげたってことは、もともと9六にいたの?玉の手前?

 

夏木先生が二つあげてくれたから、その手前の9五に歩を打てたという天野先生。

天野先生の歩指しで、玉の逃げ場を奪ったのかな?

 

香を一つだけあげていたら、勝っていたのは夏木先生だったのでは…

っと残酷な言葉を仰る、香ちゃん&天野先生。

 

香ちゃんの言葉を前に、二手進めるのは当然っという初音ちゃんと夏木先生。

夏木先生、逆盤…自分が天野先生側で指していたとしても、その場面に気づけなかったかもしれない…っとされる。

完敗だ。とされる夏木先生の274ページ一コマ。これ、あえてカメラをこの位置みたいにしているのかな…アップで映されるより、すこし引いて全体が見える感じが、夏木先生のこの場面の心情を際立たせている気がする。

そして、夏木先生の手元にある駒がやっばいことになってる。よく落ちないね。

 

この一局で、天野先生との差を「暗くて深い溝」と表現する夏木先生…そこまで…そこまでですか…夏木先生…え、これ待って、まだ3番勝負の1局でしょ!!!?まだ2局あるでしょ!!!?この後どうするの!!!!?

っとバトル漫画なら読者が絶望の淵に立たされる展開やんけ…。

 

暗くて深い溝を自覚しつつ、夏木先生が天野先生に声をかける。

香織ちゃん、貴女、強くなったね…

その言葉を受けて、7歳の天野香織ちゃんを思い起こさせるような屈託のない笑顔を見せる天野香織ちゃん24歳がああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああこれ一部の人を落とすために狙い撃ちでしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお無理…無理…m…。

 

天野香織ちゃん24歳の屈託のない笑顔に読者が沈む反面、夏木先生は現状の最強の女流棋士天野香織七冠先生を前に、一粒の涙をこぼしつつ、乾いたような笑いをされます。

 

圧倒的な勝者、天野香織を前に、絶望の淵にいる夏木先生を尻目に、夏木先生の勝ち筋を見つけてはすはすしてる香ちゃんで本編は終了です。

いやー香ちゃん、君は犬だね、DOG!

 

はあ…本編本当に濃厚でしたね…えーっと映画の上映スケジュールはいつですか?毎日IMAXで見たいです。

 

次号はお休みで、次は3月24日っと…この調子で日が変わるなら、すぐだろうな…。